ロジスティクスサービスと競争優位ー差別化優位

差別化優位
(1) ブランド化
 無形性への対応で非常に大きい意義を持ちます。サービスは利用するまでその価値を実際には認識できません。イメージなどでサービスを訴求する必要があります。その際にサービスを一言で認識できるブランドがあれば非常に有利です。
 宅配といえばヤマト、クーリエといえばDHLやFEDEXというような確立されたブランド力があれば別ですが、なかなか簡単にはゆきません。自社の強みをよく見極めたうえで、経営資源を集中して強みを強化するとともに、外部に向かって積極的に宣伝する必要があります。その際に独自ブランド名を冠して、繰り返し強調するべきでしょう。
 今後、ロジスティクス企業が生き残るにはメーカー同様にブランド戦略は非常に大きい意義を持つと思われます。社員の士気向上にもつながります。
(2)高品質化
①標準化   品質の変動性への対応策です。例えばパレットの標準化とそれに合わせた製品包装、梱包などで標準化がかなり進みました。しかし、まだ改善の余地が残されていると思います。
②KPIの活用
 サービスの無形性への対応策です。コスト削減率、配送時間達成率、誤出荷率、無事故率などさまざまな物流管理上の数値を指標化し、それを顧客にコミットすることで、業務獲得を狙うロジスティクス業者も増えているようです。
③情報化
 サービスの無形性と品質の変動性への対応策です。サービスの可視化させるためのリアルタイム化、品質の変動性を低下させるためのシステム化など競争優位を築く上では欠かせない点です。一方で投資コストが多額となること、投資効果の測定が課題です。

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