災害支援物流(2)最適な輸送方法の選択

物資の供給を考えるとハブ&スポークを組み合わせることが重要また、避難所への配送には大型トラックが利用できないことも考えられますその場合は、自転車やオートバイや小型トラックが役にちます。

避難所への緊急救援物資の供給では、被災直後のプッシュ型とともに、何日か経過したら必要な物資の情報に基づくプル型も重要このプッシュ型とプル型の使い分けは、被災後の時間経過とともに、プッシュ型からプル型へ変えていくべきです。

このときプル型であっても電話やインターネットが使えないこともあるので、在庫リストを紙に書き、そのリストに必要物資を記入してもらい(発注業務)、これにより発送する方法も大事です

ICTが使用できない場合には手作業とります災害現場の状況に応じて必要なノウハウを使い分けられる柔軟性がポイントです。

災害支援物流(1)初期支援 プッシュ型の重要性

東日本大地震での特徴は配送先の数の多さであり、避難場所は指定されたもの以外も含めると約2000 か所もあり、各県の集積場所で止まっていました。

物資の滞留の理由は、震災で地方自治体が非常に大きなダメージを受けたことで情報が混乱していること、道路等が寸断されていること、燃料がないこと、ドライバーが確保できないことなど様々でした。これらの理由から、市町村の集積場所への輸送が滞ったり、さらに避難場所に配送できませんでした。

このために、県の集積場所では緊急支援物資が供給し続けられ、在庫が増えていくという状況が起きました。つまり、IN があってOUTできませんでした。

市町村の集積場所から各避難場所までの配送についても、地方自治体の対応には限界があり、物流事業者がトラックで輸送する体制に切り替えました。

初動段階での緊急救援物資の供給は、食料品など必要な物資の需要を想定しながら、とにかくプッシュ型で流していくことが必要です。